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お酒とか食べ物とか、あと山に登った日記を書くよ。

霧ヶ峰(車山)と八島ヶ原湿原

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霧ヶ峰八島ヶ原湿原を歩いてきました。霧ヶ峰というと三菱電機のエアコンを思い出すのはおっさんでしょうか、と思ったらまだ作ってた、今調べてびっくり。

霧ヶ峰百名山にあげられる山なのですが霧ヶ峰には車山も含まれるようです。車山高原スキー場は関東地方のスキー屋にとっては手軽に行けるスキー場として有名ですね。雪山なら何度も行ったことのある山を今回は訪れます。


今回のルート。

とくに難所はありません。一周数時間の湿原ハイキングです。

まずは電車にて上諏訪駅まで移動します。朝早く行くためには選択肢は2つ。

どちらも乗り換えなしで上諏訪駅まで行けますが、後者は鈍行です。今回はスーパーあずさ1号の予約が取れず。この始発のスーパーあずさ1号に自由席はあるのですが、新宿でもたくさん人が並び席の確保は難しいらしい、ということで高尾から鈍行チャレンジで出発します。ボックスシートは確保できなかったもののなんとか席を確保。この電車には中央線からの接続があるのですが、そちらからの乗換はかなりたくさん居るので席ゲットは厳しそうな感じでした。わたくしは京王線からきたので中央線がくる前に乗り換えてます。

おむすびを食べ、寝ている間に上諏訪着、おおよそ2時間半ぐらいの乗車で着きます。

霧ヶ峰の入り口、車山肩までは上諏訪駅からバスで行きます。

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バスは大変レトロで床が木です。

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懐かしい雰囲気。スーパーあずさ1号で人がドドっとやってきて満席になりました。

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車山肩。草の生い茂った高原です。とても涼しい。けど雲が厚い。

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霧ヶ峰という名のピークはないのでしょうか?とりあえず霧ヶ峰にきたぞ写真。

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キリンソウというそうです。これが一番咲いていたかな。

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車山山頂を目指します。道はこのように整備されている上、山頂まで一直線ではなくくねくねと曲がった道を登るので超余裕で登れます。

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リンドウ。これはつぼみ?

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ビーナスライン(道路)が見えます。草原をはしる人工物、嫌いじゃないです。

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バッタが足を震わせて鳴いていました。羽をすりあわせて鳴いているのかと思いましたが、足を震わせていました。

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なんかグロい。

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あっという間に車山山頂。しかし天気がやばい。

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山頂名物の気象レーダー。写真にとっているうちに雨が降り出しました。

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慌ててレインウェアを着ます。せっかくの山頂からの景色はこんな感じ。この写真は車山高原スキー場方面を撮影したのですがなんにも見えません。晴れるとかなりよい眺めだそうです。

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車山山頂まではリフトを使っても来られるので傘をさしてやってくる人もいます。傘を差してきた人は山頂から何も見ることができずリフト代をドブに捨てたような気持ちでいることでしょう…。

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雨が霧雨っぽくなってきたし、予定では山頂でお昼の予定だったので、生憎の天気の中でお弁当を広げます。

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とりめしです。上諏訪駅横のニューデイズで買えます。これすごく美味しい。やや甘い味付けの鶏がいい味を出しているのですが、細かく刻まれた野沢菜も旨みが強くて美味しいです。これは当たりです。

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ご飯も食べて出発。リフトを横目に車山を下ります。本当ならば車山高原スキー場なのですがガスっていて何がなんだかよくわかりません。

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ちょっとガスが薄くなった瞬間に撮影。スキー場感、わかりますかね。向こうに見える湖は白樺湖です。

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この斜面を滑ってくる、のかどうかはよくわかりません。

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スキー場からは離れて蝶々深山を目指します。車山湿原あたりだと思います。木道が整備されています。

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車山湿原は池があるわけではなくちょっと湿っぽいぐらい。でもなだらかな斜面に草原が広がっていて気持ちがいいです。

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蝶々深山山頂。このあたりでもうほとんど雨は降っていないのでレインウェアを脱ぎます。暑いのです。

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広がる草原その1。

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広がる草原その2。

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物見岩。赤いスプレーで大きく「物見岩」と書かれていてこんなとこにスプレーしちゃっていいのかよと思ってしまいますが、雪や霧など視界が悪い時の目印のためなのでしょう。

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物見岩から先は笹がかなり茂っていて道もぬかるんでいるところがあります。前から歩いてくる人がゲイターをつけていたのに気づいたのだから早めに自分もつければよかったと思いましたが、そう思った頃にはすでにズボンの裾が泥だらけでした。

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沢を横切ります。水が綺麗。

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行く手が水たまりでふさがれている…。ざぶーん。

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八島ヶ原湿原の入り口まで来ました。鹿に荒らされないように柵がされています。

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こんな感じ。扉を開けて入ります。

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八島ヶ原湿原

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広がる湿原。

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霧が出ると幻想的。

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リンドウその2。他にも紫色のきれいな花があるなと思っていたらトリカブトでした。トリカブトはたくさん咲いてました。

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八島ヶ原湿原のまわりも木道が整備されています。

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湿原+池+霧。

八島ヶ原湿原から車山肩まで戻ります。車山肩手前あたりがやや急な斜面ですが大したこともなくゴール。

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車山肩にあるレストハウスでビールを飲みます。諏訪ビールです。

上諏訪駅まで来た時と同様にバスで戻ります。戻ると人がたくさん。そう、この日は諏訪湖で開催される全国新作花火競技大会なのです。この花火も何とかちょっと観たいというのも今回の旅の目的です。

登山後はまず温泉だろ、しかも諏訪湖のまわりは温泉たくさんあるし、と思っていたのですが、この日は花火大会につきほとんどのところで日帰り入浴ができません。お宿も普段の倍以上したりするそうです。なんたること! 唯一やっているのが「すわっこランド」。上諏訪駅から徒歩30分なのですがバスも花火大会につき動いていないため徒歩で向かいます。途中、団体のくせにまわりを一切気にせず道いっぱいに広がって歩くクラブツーリズムとかいうので来ている団体がたくさんいました。そびえ立つ糞のようでした。

すわっこランドは諏訪湖を眺めながらお湯に疲れるなかなか素敵な施設でした。

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風呂上りからのビール!

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風呂にも入ってビールも飲んで気温も下がって日が落ちた頃、上諏訪駅に向かって歩いていると、花火始まった!今回は上諏訪駅までの諏訪湖沿いを歩く道のりを缶ビールを買って花火を見ながら歩く、という計画、大成功です。

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缶ビール越しに花火を撮ったら爆発したようになった。競技大会ということもあってかとにかく大きい花火がたくさん上がり見応えがあります。競技花火の合間には大会側が派手にバンバンあげる花火もあってかなりのもの。歩きながら見ていると途中で多少木が邪魔なところもありますが、打ち上げ箇所が近くて大迫力です。

うわさに聞いていた諏訪湖の花火はかなりすごいです。しかし帰りのスーパーあずさの指定を持っているのですが花火が終わらないうちに電車に乗ります。大会終了後は確実に混むだろうと予測して早めの行動です。帰りのご飯を屋台などで購入して駅のホームに向かいます。

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ホームからの花火!

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帰りは乗り換えとか色々だるいのでスーパーあずさです。こちらは直前でも指定が買えました。

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ビール。

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これは帰る途中の謎のイタリア料理屋でうっていた食べ物。おいしいよ。

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車内販売は秋味。

スーパーあずさでは車内でビールも買えて快適におうちに帰ることができました。


霧ヶ峰はその名前の通り霧が多いのか生憎の天気でしたが、それはそれで幻想的な風景を楽しむことができました。7月に来るとニッコウキスゲが咲き乱れていてそれはたいそうすごいそうなのでまたその時期に来るのもよさそうですね。電車に載ってる時間はまあわりとありますが、関東から日帰りでぴゅっといける素敵な場所なのではないでしょうか。