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お酒とか食べ物とか、あと山に登った日記を書くよ。

丹沢山、バカ尾根を登る

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丹沢山は実に身近な山。都内から富士山を眺めるとその左に並ぶのが蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳。府中市の地下を流れる水は丹沢山系に降った雨によるもので、モルツに使われる水はこの地下水を組み上げたもの。そして丹沢山は百名山の一つ。これは登っておかなくてはなりません。

一度計画したものの同時に2つの台風が関東に近づいたためあえなく断念したのですが、どうしても登ってみたく、その2週間後にリベンジです。コースは、小田急線渋沢駅から大倉バス停までバスで移動し、そこから通称バカ尾根と呼ばれる大倉尾根をひたすら登り、塔ノ岳、そして丹沢山山頂を目指します。帰りは同じ道を引き返します。

大倉尾根は距離にして 7km、標高にして 1,200m を単調にひたすら登り続けるというもの。実は標高差 1,000m 以上を自分の足で登ったことがありません。トレーニングというか実力試しも兼ねての山行です。


今回のログ。なんか出発してからしばらくGPSの精度がめちゃくちゃ悪かったのでデータをバッサリと捨てています。

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出発地点の大倉バス停。かなりの人です。お店があったりトイレがあったり、バス停としてはかなり豪華。さすが人気のある丹沢山の入り口です。天気はやや曇。

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大倉尾根の入り口。不気味な人形が歓迎してくれています。

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大倉尾根スタート!

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まずは尾根の上を目指して登っていきます。この辺は登りも緩いです。

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尾根の上に出ました。

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周りはずっとこんな感じで森に囲まれており展望はよくありません。

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見晴茶屋からの眺め。写真ではわかりづらいですが海が見えます。

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見晴茶屋を過ぎた辺りから長い長い上りが始まります。手を使わないと登れないようなところは全くない程度の急さなのですが、このぐらいの斜面がずっと続きます。

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途中に植生保護のためか板が敷かれているのですが、この横の板(なんとい呼ぶのでしょう?すべり止め?)の間隔がびみょーに嫌な感じで、1つ飛ばしで歩くとだいぶ大股になるし、1つづつ歩くとかなり小股で歩きづらい。

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朝7時スタートと早い時間だったので、時間の経過とともに朝日が山の斜面を照らし始めます。写真は木が邪魔していてうまく撮影できなかったのですが、向こうの山に朝日があたり紅葉と相まって光り輝いています。朝早く来てよかった!しかしこの日晴れ間が出たのはこの時だけでした…。

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紅葉写真その1。この日は曇なのでシャッター押すだけカメラでの撮影は厳しい。

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紅葉写真その2。

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と、紅葉を楽しむより、まだまだ続く登り。階段が延々と続きます。

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振り返り紅葉写真その3。あんまり紅葉感はないですね…。

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階段はまだまだ続きます。

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まだまだ続きます。

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振り返ると山々。ガスで写りが悪いですが、結構登ってきた感じで良い山具合なのです。

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立山荘まで来ました。この時点でまだ 9:30 ぐらいですがおなかがすいたのでおにぎりをひとつ。

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立山荘あたりから。紅葉というよりもう葉っぱ落ちちゃってますね。

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立山荘あたりからその2。山の上の方は雲がかぶり始めちゃっています。

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さて、まだまだ登ります。

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若干ゆるくなった。サービスステージ。

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サービスステージその2。隈笹がいい感じに色づいています。ところで「くまざさ」を変換しようとすると「熊笹」が一番に出てくるけど Google 日本語入力どうなってるのよ。誤字だぜ。

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紅葉写真その4。

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紅葉写真その5。緑と赤のコントラストが綺麗だったのですがガスがかかってきてうまく撮れません。

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急登。この前にもガレ場っぽいところもあるのですが撮影してなかった。

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最後の階段!これは段差も小さくてやさしいやつなのですがここまでで結構足がプルプルしててつらい。

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塔ノ岳山頂。バカ尾根は登りきりました。この辺りで気づいたのですが、足先で跳ねる感じでふくらはぎの筋肉ばかりを使って登ってきてしまいました。太ももを引き上げる感じで登るとぜんぜん楽なのです。まだまだ山登りに慣れていない感じの痛恨のミス。

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疲れていて銀色の富士山も探さず。

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塔ノ岳の山頂はだいぶガスってきていて展望はありません、が、ちょっと谷間が見えました。さて、ここは通過点、タイムが悪ければここで引き返すことも視野に入れていたのですが全然時間的には余裕、丹沢山を目指します。

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水たまりの脇に鹿の足跡が。丹沢山の鹿は人によく慣れており登山道でもかなりの頻度で遭遇できるそうなのですが、この日は現れず。しかし跡は見つけました。

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隈笹地帯。塔ノ岳から丹沢山は緩く下ったり上ったり。

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謎の網が設置されています。

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晴れると稜線が綺麗らしいのですがこの日はガスで見えず。

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ついた!丹沢山山頂!

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山頂の広場。この写真をとったときはあまり人はいませんがこの後続々とやってきました。結構寒くて水筒に入れてきた熱い紅茶がおいしい。ストーブでラーメン作ったりスープ作ったりしている人がたくさんいました。欲しいなあ。昼食おにぎりを食べて帰ります。

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危険地帯。結構こわい。崩れたりするでしょうか。

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紅葉写真その6。

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紅葉写真その7。

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紅葉写真その8。なお、紅葉写真たちは Flickr の独自編集ツールみたいなので明るくしたり彩度を変えたりしてます。簡単にできるので使ってみました。

帰りはものすごい勢いでどかどかと下る人(おくさまが「威圧さん」と命名)などに出会いながらガガガっとバカ尾根を下って行きました。登りも大変ですが下りも結構大変なんですよ。おりきった時には膝がガクガク。でも無事日帰りで丹沢山往復できました。


今回のタイム。

  • 大倉 7:19
  • 堀山の家 8:46
  • 立山荘 9:29
  • 塔ノ岳 10:13
  • 丹沢山 11:27
  • (お昼)12:12
  • 塔ノ岳 13:11
  • 大倉 15:34

上りは地図の時間より40分ぐらい速く、下りは地図の時間通り。下りが苦手らしい。


さて、大倉バス停から渋沢駅に戻り、「湯花楽 秦野店」を目指します。徒歩10分ぐらいかな。人工温泉なのですが草津の湯を再現したり凝ろうとしている模様。でもあんまり草津っぽくなかった。また、マッパのママエレベーターに乗ってサウナ専用フロアに行けます。2つのサウナと雪が降る(氷を削っているのかどうやっているのか本当に天井から雪が降ってくる)クーリングルームがあり気合の入れ具合を感じますが、サウナの温度が低いのか部屋の温めにムラがあるのかあんまり汗をかかなくて残念でした。しかし高濃度炭酸泉はかなり体が芯からあたたりまりなかなかでした。他にも一人用露天や、ジェットバスも豊富で飽きることが無い点がいいですね。

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風呂上りからのビール大ジョッキ!

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つまみの枝豆。なんと塩がかかっていない。

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軟骨。うーん。つまみは微妙だ。


ということで、日帰り丹沢山でした。1,000m ぐらいなら全然いけることが試せたのでよかったです。おれもなかなか登れるじゃん。まあでも延々と登るのは結構疲れました。バカ尾根という名前が付けられているのがわかりました。

紅葉シーズンだったのですが天気が悪くていまいち堪能できなかったのが残念です。なんだか山に行く日は曇りのことが多いんですよね…うちのおくさまが雨女だからでしょうか。まあまた登りに行く理由ができたということで。都内からも近いのでまた来ましょう。


さて、次回は雲取山に連れて行っていただく予定です。初山小屋宿泊!超楽しみ!