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お酒とか食べ物とか、あと山に登った日記を書くよ。

富山旅行に行ってきたぜ!⑦ 3日目 だいどころ屋

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今日は「だいどころ屋」にうかがいます。ホームページを見てもメニューどころか値段すら書いてないという…。お店に行ってもメニューがない完全おまかせのお店となります。魚を堪能しに行きます。

(ここまでの日記: 1日目2日目3日目前半


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入り口。場所は街からはちょっとだけ離れたところで、路地からも入って住宅街な感じ。

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恒例の箸と箸置き。とうがらし。お魚の絵の書いた紙が巻いてある。そっちを写真撮っておけばよかった。もらってきたはずなんだけどどこ行ったかな。

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まずはビールから。いい入り具合だったのでその辺が分かるように撮ろうとしたけど難しかった。まあもうすでに飲んでから撮ってるあたり手遅れ感ある。

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まずはアジの南蛮漬けから。まずはスッキリと、うまい。期待が膨らむ。

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ばい貝。富山名物。貝の味が強い!醤油や砂糖はかなり薄いです。磯の旨味がグイグイ来る。

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刺身!上から反時計回りに氷見のサバ、ヒラメ、ヒラマサ、キビナゴ、真ん中に行ってキス、右に行ってミズダコ、タイ、アジ。

ヒラメはかなりもっちり感があります。良い感じだー。ヒラマサは旨味凝縮ですなー、身もしっかり。キスは刺身で食べたのは初めてかも。身がすごい綺麗ですね。淡白ですが良い味です。うまいよ!キビナゴ、アジ、ミズダコも超新鮮です。タイは昆布締めっぽいですね。やはり富山は昆布締めがスタンダードなのでしょうか。そして、昨日に続き氷見のサバ。サバといえば酢締めというイメージがありますが、今度は生です。これがうまい!サバ独特の香りが甘い感じです。文句なしの旨さです!また食べたい!

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刺身が来たら日本酒でしょう。甘くてもいいのでしっかりした感じと好みを伝えてみました。昨日しっかりしたのと頼んだら酸が最初にガツンと来るのが来てちょっと好みではなかったので。新政は大好きなので嬉しい感じ。フルーティーで旨味もしっかり。全体的に旨味の強い刺身ばかりなのでかなり良い感じです。

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焼き魚その1。メバル!でっかーい!メバル一匹丸々食べるとか初めてだな…。メバルというと煮付のイメージですが丸焼きです。実は焼き場から近い席だったので焼かれている最中ずっと注目してたのが席に運ばれてきて歓喜です。ホクホクでやっぱりうまいっすねー。ちなみにこれはその1、つまりその2があります。

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焼き魚その2。石鯛!一人一匹焼き魚。焼き魚好きとしてはこれはうれしい。石鯛は身が締まっていて味も締まっています。焼き加減が良くて皮が焼けた香ばしさがまたたまりません。石鯛はやっぱりうまいなあ。目玉も目玉の周りも残さずいただきました。超うまかったー!

ちなみに写真はおくさまが、おさかなは目を合わせながら撮る、と水中撮影の方法を伝授してくれたので、そんな感じで撮影してみましたがいかがでしょうか。

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次の日本酒は北洋。これは富山は魚津のお酒のようです。富山っぽくない!っていう表現はアレですが、いい旨口ですね。しかもいい切れ具合。これまた魚に合う。

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ここでゴボウと新タマネギと新ジャガイモのスープ。おおお、ごぼうとたまねぎとじゃがいもだ。渾然一体としてるんですがすべての味を感じる。まずはゴボウの香りがふわっと来て次にジャガイモの味がしっかりと感じます。そしてゴボウの香りが終わるとタマネギが立ち上がります。複雑なスープが間に挟まりましたが舌がもっと色んな味を欲しくなります。次の魚介はなんだ!

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でた!カニ---!!紅ズワイガニです。紅ズワイガニは地元でよく食べられるお安いカニだそうですが、侮る事なかれ。このしっかりとした強い甘み。毛ガニよりは荒々しい味わいではありますが、甘味と旨味の強さは負けないどころかこっちのほうがしっかりしてるかも。ああおいしい。沈黙タイムです。一ぱい丸々あるってことは…。

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やってやったぜ!!カニ味噌の上にカニの身をほぐし入れて日本酒を入れて混ぜる!最高ですね。

ちょうどこの日ぐらいから禁漁日ということでもう紅ズワイガニが食べられるほぼ最後のタイミングということでした。この日に来れてよかった…ッッ!!

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ここでトマトのサラダ。中にカモの燻製、チーズ、ナッツ、砂肝、軟骨、ソーセージ、完熟パイナップル、下に冷製ラタトゥーユがしいてあります。そして一番上に黒アマダイ。このお店が新鮮な魚を出しているだけじゃないんだぜって言うのがわかります。燻製系の味が絡まって複雑な香りと味わいがありそれをトマトがまとめてスッキリ。この皿もインパクトの有る味わいですがスッキリする。ということはまだまだ食べさせてくれるってことでしょう!いえい!

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氷見うどん!上に乗っているのは蛤、わかめ、とろろ。すでにお腹いっぱいですが氷見うどんの細くてつるつるな麺がスイスイと胃に入っていく。とろろがうまき出汁の出たつゆを絡めて、まあうまいわけです。いやあくったぜくったぜ。でもなあ、これ締めじゃないんだぜ?

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締めはやっぱり米。富山の米。上に乗っているのはタイの昆布締め、ホタルイカの沖漬、自家製塩辛。最後の瞬間までガツンとした魚の味だぜ。塩辛新鮮で超美味しいし、米がまた美味いので胃が無理でも食べてしまう。やばい。さすがのおくさまはここでダウン。店員さん(イケメン)も、全部食べられる量じゃないですから、と。この量は絶対そうですよね…。しかしうまいから全部残さずくってやりたくなる!まだ足りないって言えばまだなにか出てくるらしいですが、わたくしもさすがにこれ以上は。

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デザート、こちらはアールグレイのアイス。

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こちらのデザートは黒ゴマのアイス。アイスもガツンとしてらっしゃる。

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食後のコーヒーはグアテマラ、深いコクだけど苦味でスッキリ。

だいどころ屋、旨い魚でしっかりお腹いっぱいにさせてくれる素晴らしいお味でした。料理ばかり紹介して来ましたが、店員の方も素敵で、店長の方も愉快にお魚の話を色々してくれたり素敵な方でした。店の外見も店内もカジュアルというかオシャレに飾っている感じで硬さのない感じですが、料理への手のかけ方は抜かりないです。お酒も込みで一人1万円でした。大満足。

さすがにこの日は夜鳴きラーメンは食べられずに就寝。


最終日に続く