雲取山、東京都最高峰!
東京都最高峰である雲取山に登ってきました。雲取山は標高 2,017m、百名山の一つでもあります。
今回は中清でお友達になったとよさんに連れて行っていただきました。ありがとうございます!
初めての山小屋、そして前日初雪となった雲取山、そしていつも見ることができない富士山。今回はどうなることでしょうか!?
今回の行程。
いつも自分で計画しているのでチェックポイントを意識しているのでコースタイムを入れているのですが、まあ今回はなし。
出発は6:30ぐらいだったかな。ちょうど日の出。駅から。今日の天気は期待ができるぞ。
電車で奥多摩駅まで行きそこからバス。本日のスタートは鴨沢バス停です。
鴨沢バス停から登山道への道。
奥多摩湖周辺はちょうどいい紅葉の時期。
川。奥多摩湖からは湯気が立ち上っていてすごい景色だったのですが写真を撮れず。
紅いぜ。逆光は勝利。
はじめはコンクリの道を登っていきます。
この辺りから山道へ。
杉林。
黄色と赤のグラデーション。
一旦車道に出ます。
そして再度山へ。わたくしが先頭を歩いていたのですが、いつも山へ来たぜというテンションが最初に一気に放出されるので速いペースになってしまったようです。計画的なスピードで登るようにしないといけませんね。
黄色。
落ち葉がもふもふです。
紅葉!
こっちも紅葉!
山も紅葉!
まだまだ紅葉!
あんまり紅葉ではない。
こっちは紅葉。
枯れ始めた。と、上に登るにつれ紅葉はなくなっていきます。山の上は寒いってことがわかりますね。でもガンガン登っているしこの日は超快晴なのでとても暑いです。服は長袖一枚のみでも暑い。
中央をよくご覧ください。富士山です!山登りを始めて初めて山から富士山を見ました!感激。
七ツ石小屋。この山荘は水が豊富なようです。
まずは七ツ石山の頂上を目指しているのですが、七ツ石小屋を過ぎてもなかなか頂上が現れません。登りは結構急です。
石尾根縦走路の看板。明日はこの縦走路を右方面に行く予定ですが、七ツ石山の頂上を目指す我々は左です。
頂上か!と思ったがまだたどり着かない。
今にも倒れそうな神社があります。
着いたぜ七ツ石山!
雲取山が見えました。あの一番高いところまで今日行くのです。
お昼。とよさんがお湯を沸かしてくれました。暖かい緑のたぬき超おいしい!ストーブの購入意欲がぐぐんと高まります。
歩いている間は大変暑いのですが止まると寒い。山の上を感じます。
お昼を終えて出発。坂を下って(ブナ坂という坂らしい)いきます。
このへんの景色はすっかり冬ですね。
なだらかな道。この道は向こうの山々を見ながら歩けてとっても気持ちが良いです。大変素敵です。
根本が曲がった木。雪にやられたとか?
テント場。モンベル率高し。
テント場を過ぎると急登が始まります。
上ってから下を見ると急な感じがわかりますね。素敵な眺めを見ながら歩いてきた尾根が見えます。
上ったところはヨモギノ頭というらしい。まだ 1,820m です。
少しの間なだらかな道。
まだまだ登るぜ!
大きな木が根から倒れてました。これが本当の根こそぎ?
急坂を上って振り返るとまた富士山が見えます。これ撮っている辺りが小雲取山っぽい。当日歩いているときはどこが小雲取山かわからなかったのですが、この写真に付いている経度緯度情報からわかりました。
日陰には前日振った雪が残っています。
見えた!頂上か!?
再度富士山。さっきと似たような写真だな。
山頂だやったーとか言ってたら知らないおじさまにもう少し先が山頂だよと教えられる。
そして真の山頂。これは埼玉県の標識です。
東京都の方。こっちは微妙感ある。
一等三角点になります。
今回は山頂から富士山が見えるので銀色の円盤に掘られた富士山と本物の富士山のコラボレーション写真にチャレンジしました。どうでしょうか。本物の方はよく見ると写っているのです。コントラストが厳しいか。
銀色の円盤。これによると南アルプスも見えるらしい。この日はよくわからず。しかし、この円盤を見ながら頂上であたりを見回すのほんとうに楽しいです。
さて、本日の山小屋に向かい頂上を後にします。
雲取山頂から雲取山荘までの下りは日があまり当たらないようで、前日の雪がかなり残っています。
雪結構つもってる。地面は凍っている箇所も多くつるつる。メンバー全員滑ってコケました。道中知らないおじさまに出会いそのおじさまはしきりに「注意しないといけない」と仰っていたのですがおじさまもこけました。つまりそれぐらいつるつるポイントとなっています。
霜柱がありえないぐらい巨大に成長していました。
ついたー!今日の山荘は雲取山荘です。結構きれいな感じです。
中。廊下には本が大量に設置されています。翌朝雪崩が発生していました。
夕食は5:30、朝食は4:30、消灯は9:00。都会に生きる者が初めて出会うタイムスケジュールです。
荷物をおいてビール!天気もいいし外でビールだぜ!うまいぜ!寒いぜ!
夕ごはん。ハンバーグ。お米がちょっとあれです。
部屋には豆炭とやらのこたつがあり、こたつに入りながらの宴会。これは私が持ってきた悦凱陣と月の桂。お部屋は他に2組の方と相部屋。道中からワインを飲んでいたという素敵な方もいました。もう1組はお酒を飲んではいなかったのですが、他は皆酒を飲んでいるという状況は大丈夫だったのでしょうか。でも皆さんといろいろお話出来てとっても楽しいひとときでした。19時ぐらいから布団を引き始め、いや、そんな早く寝られるわけ無いでしょう、と思っていましたが、あっという間に夢の中へ。
途中何度か目を覚ました気もしますがいつの間にか朝4時。携帯とデジカメを充電していないことに気づきあわてて充電してまた布団の中に入ってみるものの、前日汗も拭かずに寝たのでかなり気持ちの悪い感じ、でも寝る。と、まあ4:30に起きることはできず5時ぐらいに朝食。写真を Flickr にあげ忘れているがまあ紹介するほどのものでもないかしら。でもおかわりはする。
さて、早起きしたのでご来光を待ちます。向こうのほうが赤くなり始めたのでソフトシェルにフリースにダウンに着られるものを全部来て外に出ます。
美しい光景ですが大変寒いです。まだかな。
ご来光!雲ひとつなく今日もいい一日になりそうだ!
さて、支度をして出発。バッチリご来光も見られてやる気充分。しかしつるつるが怖いので雲取山頂は迂回して巻き道を通ってまずは七ツ石山を目指します。
前日よりさらに巨大な霜柱を発見して驚愕するわたくし。なぜ曲がるのか。
巻き道はかなり雪が積もっていますがなだらかな道なので滑ることはないです。そして巻き道を抜けると…。
おおお!富士山!朝の澄んだ空気と雲ひとつ無い空のお陰でここまでくっきりと見えるとは。感動。
南アルプスの山々も見えます。どれがどの山かはわたくしにはわかりません。誰か教えて下さい。
下ってきた道。昨日苦労して上った道もおりるのはあっという間です。
ヨモギノ頭あたりからの富士山。この後まだまだ富士山写真が出ます。
テント場。テントの上にかなりの霜が降りています。
倒れて我々の行く手を阻む木。
七ツ石山まできました。この手前のブナ坂登りは結構なものでした。名前が付いている坂なのに行きも帰りも写真はなしです。
七ツ石山からの南アルプス。富士山は木が邪魔してあまり見えません。
こちらは七ツ石山からの雲取山。朝は綺麗に映るなあ。
さて、石尾根縦走路を行きます。尾根沿いの道で大変気持ちのいい道です。
と、また絶景ポイントが!富士山です。
この石尾根縦走路は途中いくつかのピークがあるのですがほとんどのピークに巻き道があります。ピークに登ろうとするとこの急登です。
頂上かと思ったがまだまだあります。あまりに暑いので上着を脱いで水を飲んでスポーツようかんを食べたりします。ちょっとパッケージが取りづらいですが美味しいです。
ついた山頂!これは三角点。この山の名前は何だ?
と思ったら、看板ありました。高丸山だそうです。
こんだけ頑張って上ったらもうあまり登らなくても大丈夫だろう、と思ったら、すぐに急な下りで上った分だけあっという間に下ります。ぎゃふん。
向こうの方に奥多摩湖が見えます。
今日もかなりのもふもふ落ち葉です。滑りやすくて大きめの石や枝があっても気づきにくいのですがもふもふ感はかなりいいです。るんるんで歩けます。
山頂には懲りたので巻き道を行きます。なお全てのピークをハントする方もいました。すごい。しかも巻き道を行く我々と同じぐらいのスピード。
鷹の巣避難小屋で休憩。とよさんがまたお湯を沸かしてくれました。ココアうんめぇぇぇぇ!!!
避難小屋近くにあった素敵な周辺図。色々と上ってみたいですね。
さて鷹ノ巣山は上っておきましょうということで頂上を目指します。ここも結構な上り。
頂上についたかと思ったがちょっとなだらかになっただけ。でも頂上が見えました。
鷹ノ巣山最後の上り。
岩いわ。
頂上ついた!ここからも素敵な富士山が見える!
頂上の看板ではカップルが不思議写真撮影大会をしていました。
鷹ノ巣山を下ってまたなだらかな道を行きます。
倒れた木々が行く手を塞ぎまくるポイント。
ポッキリいってる。
ゆるゆる~と下っていきます。
ちょっと縦走路からはずれるのですがお昼を食べようと六ッ石山にきました。
山小屋で作っていただいたお弁当。汁漏れを起こすので要注意なお弁当です。
あとはゴールの温泉とビールを目指すのみ!下っていきます。
ビール飲みたいパワーによってかなりのペースでおくさまが皆を引っ張って下っていきます。
おお、紅葉が出てきた。かなり下ってきたのでしょうか。
ちょっと開けたいい感じの道。とにかくこの縦走路は気持ちが良い場所だらけです。
紅葉!
紅葉!
紅葉!紅葉三連発でした。
天狗が持ってそうな大きな葉っぱを発見。
この辺り結構急な上に土が粘土質でかなり滑るのですが颯爽と下っていくおくさま。
しかしこの程度の橋でビビるおくさま。
そしてゴール!楽しかった!
下山後の温泉は「もえぎの湯」です。とっても混んでおり、入場制限があったり、そして露天はギュウギュウ詰めでした。山の上では歯が磨けなかったのでここようやく歯も磨けてスッキリ。
そしてビール!!なんて旨いのでしょうか。
この後国分寺でクラフトビールを飲もうとしたのですがお店が定休日でした。残念。
雲取山、無事登ってこれました。それにしても気持ちのいいコースだし眺めもいいし落ち葉ももふもふだしとても歩きがいのあるところでした。そしてなにより翌朝見れた富士山と南アルプスの美しいこと。こういうものが見れてしまうとどんなに登るのがつらくてもまた登りたくなってしまいますね。山って素晴らしい。
今回は前週に丹沢山のバカ尾根を登っていたおかげかほとんど筋肉痛になることもありませんでした。やはり鍛えておくと体はついてくるのですね。もう山もどんどん冬に入っていってしまうのでいけなくなってしまいますが、また来年に向けて体を鍛えておかなくてはなりませんね!
あ、冬山は電気の力で登って滑りに行かないと。